両親が転勤ばかりで、私はどこかに根を張った記憶がない。
幼馴染がいたことを覚えているけれど、もうだれともコンタクトがない。
そうこうしているうちに、今住んでいるこの街が、最長記録になってしまった。
この街で結婚して、子供を産み、離婚をして、気が付いたらこんなにも長くここに住んでいた。
友人との人間関係を継続メンテするのはあまり得意ではないかもしれない。
この人と、どんなコンタクトをどれくらいの密度でとるのが適当か、がうまく測れない。
思いっきりどこかに所属しようとして失敗したこともある。
そのせいで、得意でないのか、それとも:
「いつかまた場所が変わる」っていう根無し草感が、そうさせているのかもしれない。
だから、息子には転校などさせない。街を変えるような引っ越しなどしない。
これは、離婚後の新しい章を開くうえで、前提条件でした。
ターシャリーに上がってみんなそれぞれの道を選ぶまで。
近隣の仲良したちと一緒に成長してもらいたい。
学校の近くの店で同じようなジャンクフードを買い食いして。
一緒にバカなことやって。
仲良しの男の子が一緒にたくましくなっていく姿を見るのは壮観です。
久々に遊びにきた仲良しさんの声変わりとか。
そうそう、私の背もみんなからどんどん越されていく。
離婚後の数年は、自分の生活立て直すのに一生懸命だったながらも
彼らの日々の成長を感じる本当に美しい日々でした。
Kがターシャリーに行ったら、私はどうするかな。
また、根なし草根性に従って、ふらふら違う街に住むのだろうか。
まとめ。
1.離婚は子供にとって、おそらく世界が真っ逆さまになるような大変化なので、変化しない要素は多ければ多いほどいいんだと思います。
2.離婚+転校ってものすごいストレスなんじゃないかなあと察します。