離婚後、お互いにシングルペアレントになり、忙しい仕事、家事、育児と、二人がそれぞれこなしていかなくてはなりません。
これまで、一つの共同体として二人で協力して分担できていたことが、家が二つになることによって、それぞれが独立した単体として上記のすべての領域で機能していかないといけません。
仕事が忙しいとき、帰ってこれないとき、どうする。出張のとき、どうする。学生さんのアルバイトでベビーシッターを毎回つけるのも手でしょうか。けれど、毎回それだと、お金もたくさんかかりますし、子供はあまり嬉しくないかもしれません。
お互いがもう片方の共同親に頼めると、子供が一番嬉しいはず。だって、子供が一番大好きな大人が、両親のふたりですもんね!見ず知らずのお兄ちゃんお姉ちゃんとは緊張しちゃうし。それに、この子のことを一番わかっていて、一番愛していて、一番気にかけてくれるのは、外注のシッターではなくて、親なんだから。
はじめはなんだか借りを作るような気がすると思います。弱みを見せると不利になるんじゃないか、とか。私もそうでした。はじめは。それは大きな恥ずかしい間違いでした。
これから長い付き合いだし、お互いさまだから。こちらも気持ちよく引き受ければいいんです。そうやって、一歩ずつ、信頼の気持ちが強くなっていきました。さすがママ。さすがパパ。頼りになるなあ。そう思える日が、絶対来ます。
この週末は預かってもらえないかな。出張で移動なんだ。という向こうからのお願いごとは、最初「えー。予定変更できるか確認するよ」とか、いじわるな感じの態度をとっていた私。恥ずかしい過去。
いろいろあって、多少成長できて、変わることができました。むしろ今は、元旦那さんの依頼があれば、それに合わせるように私も調整します。彼ができないときは、私がKの一番のシッターでありたい、一番最初の受け入れ先でなくてはならない。子供のために、そう考えるようになりました。むしろ、依頼をいただくことは、ありがたいことだ!って今ではほんとに感謝できます。
元旦那さんも、一時期仕事がめちゃくちゃに忙しく、「今日の夜かえって来れない!ヘルプ!」という事態が何回もあったっけ。こういうときは、逆に、いま信頼のクレジットを稼いだんだ。ありがたいなあ。と思えばいい。
もう息子は中学生でシッターは全く必要がありませんが(笑)
現在でも、数日以上不在となると、その週の前後で、パパ週とママ週を交換することもやっています。
息子の利便のためでもあるし、一日日中だけ、くらいならいいけど、複数日は当然心配ですね。
まとめ:
1.お互いを助ける気持ちが信頼につながっていった。
2.お願いすることは決して弱みを見せることではない。
3.相手から依頼があったら気持ちよくお受けする。できれば、こっちも調整して子供優先のスケジュールに。
4.子供にとっての最善を考えるようになった。
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