息子はいまセカンダリースクールで、ありがたや、今年もなんとか無事進級できそう。9月から始まる次の学年からは、一応高校にあたる部分です。けれど中高一貫なので、入試はないです。それはとてもいいことで、学校という環境自体は変わらないのでそのあたりでロスするエネルギーはないです。入試ないっていいねえ、という反応もよくありますが、逆に、年度ごとに見ており、その年の科目の点数が足りなかったら、進級できません。たとえば、二科目までは不可でいいが、三科目以上落とせば学年をダブる、もしくは、ひとつ下のレベルの学校(こう書くと嫌な書き方だけど、勉強のレベルをひとつ下げてそこから仕切りなおすほうがいい子もいます。この国の教育制度のとてもいいところで、どのレベルから入っても、生涯勉強し続けて、自分の望む着地地点に行けます)への移動を勧められることがあるのです。また、今回はコロナの自宅学習の合う・合わないが大きく影響してか、お友達でも毎年そのような形で、同じ形で進級できない子がおりました。 別に、ダブっても、ほかの学校にいっても、それがその子にとって烙印とかにならないことは、とても素晴らしいです。その子のペース、好き嫌いがあるし、みんな違ってみんな良いよね、くらいです。ひとつ下の学校とはいっても一般的に必要なセカンダリーの教養は学ぶわけで、その先にすぐ仕事につくという選択をしたって、その子の好き嫌いなので、別にどうともいわれません。全員が勉強好きではないわけだし、全員が大学行ってもしょうがないよね。という感じですね。あとで、勉強したくなったら仕事しながらすればいいし。こういうところは、この国の大好きなところです。この道から落ちたら奈落とか、ないんですね。日本だったらなんか踏み外した感あると思うのですが。普通に降りて、普通に地面だよねそこ、歩けば(笑)みたいな。わたし自身、高校は病気で一年ダブったので、思いっきり踏み外したまま今日にいたります(笑) これからの二年から三年にかけて、重点的にどういう系統の科目をやるか、という選択の時期でした。息子は贅沢なことに二つも(点数的に)行っていい選択肢があったので、春休み中ずーっと悩んでいました。ひとつは、経済や文化が入っているパッケージで、もうひとつは、化学や物理の入ったパッケージでした。自分で考え抜いて選んでほしかったし、母からは、あまり具体的に影響してはいかんな、と思って、「科目として楽しいなと思う方を選べば正解」とだけ言っておきました。経済に行くのは、ラクそうで遊ぶ時間増えそうとか言っていたので。 当日まで母もやきもきしておりましたが、「化学の入ったほうにしたよ。」と聞いたときはちょっと嬉しかった。というのは、化学のテスト勉強に、むっちゃ理解が早いことに気づいていたからです。で、母からだけでなく、化学の先生からも、それは言われていたみたいで、そういうことも影響したみたいです。来年からは、母はもう何もかもついていけない・テスト手伝えないかもしれませんが(チーン) 頑張っておくれ。おいしいご飯での応援は、します。